正しくない洗顔が肌を傷めてしまう |
洗顔は汚れを落とす行為であると同時に、肌を保湿するという意味合いもあります。スポンジで肌をゴシゴシとこする洗顔はバリア機能を低下させ、肌トラブルのリスクとなるので注意が必要です。 特に、30代~40代の男性は肌バランスが崩れやすいため、正しい洗顔を実践することからスキンケアを始めましょう。 洗顔料は毛穴に浸透することで汚れを除去する作用があり、擦ったからといって洗浄力が高くなるわけではありません。 洗顔のポイントは毛穴内部の汚れを落とすことなので、洗顔料はよく泡立ててください。泡立てない洗顔はオイリー肌を招いてしまい、ニキビ・吹き出物のリスクを高くします。 また、洗顔をするときにお湯が熱すぎる場合も注意が必要で、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。皮脂は水分を肌に閉じ込める役割がありますので、洗顔後に肌が突っ張る状態まで洗うのは好ましくありません。熱いお湯で洗顔すると皮脂が減りすぎてしまうため、ぬるま湯で洗うように心がけてください。 さらに、洗顔の回数は1日2回で十分であり、それ以上洗うと皮脂を除去しすぎる可能性があります。” |
肌に合わないスキンケア用品は避ける |
スキンケア用品は肌に合ったものを使用する必要があり、合わないものは肌バランスを崩す要因となります。 30代~40代の男性は皮脂分泌が増えやすいため、毛穴内部の汚れを除去できる洗顔料を使用してください。また、化粧水は保湿機能に着目し、うるおいが長く続いてくれるものを選びましょう。30代~40代の男性の肌質はオイリー肌が多いですが、一方でインナードライに悩まされている方もいます。肌表面はオイリーでも内部は水分不足で乾燥していることが多いので、ワンランク上の化粧水の使用をおすすめします。 肌のターンオーバーの周期は概ね1ヶ月となっており、スキンケア用品は1ヶ月ほど使用すれば相性がわかるはずです。1ヶ月使用して肌に合わないと感じた場合は、別の商品に変えるのが好ましいでしょう。肌質は年齢とともに変化するため、適切なスキンケア用品も変わってきます。20代のころは相性が完璧だった化粧水でも、30代以降になると合わなくなるケースはあります。スキンケア用品は現在の肌状態と年齢に合わせたものを選んでください。 |
紫外線と乾燥には注意しよう |
女性の肌にとって紫外線と乾燥は大敵ですが、これは男性にも言えることです。紫外線を浴び続けると肌が黒ずんできますし、乾燥肌やニキビ・シミの原因にもなります。紫外線の照射量に比例して肌老化が進行するため、紫外線対策はしっかりと行ってください。 例えば、ひげ剃りをしたあとに化粧水で保湿する男性が多いですが、仕上げに日焼け止めクリームも塗っておきましょう。肌を元気にするためには美容成分を補給することが大切ですが、それより重要なのは紫外線と乾燥から守ることです。 紫外線と乾燥は肌のバリア機能を低下させるため、さまざまな肌荒れを招くことになります。紫外線のダメージは年齢を重ねてから表面化してくることが多く、30代~40代の男性は注意が必要です。 紫外線対策や保湿ケアをしないと、若い時期からシワを増やすことになります。また、顔の日焼けを防ぐためには帽子が効果的なので、特に夏場は意識的に着用しましょう。さらに、目元を乾燥から守るためにはサングラスが効果的であり、シミやたるみを予防してくれます。 |
暴飲暴食が肌トラブルを招くことも |
お腹の調子が悪いときは肌荒れのリスクが高くなっています。腸内年齢は見た目年齢に比例すると言われており、腸内の悪玉菌が増えている男性は、善玉菌とのバランスを整えていく必要があります。野菜やヨーグルト、朝食用シリアルなどは腸を元気にしてくれるので積極的に食べましょう。 また、暴飲暴食は胃腸を疲れさせる要因となり、栄養の消化吸収性を低下させます。肌細胞に栄養が届きにくくなると、バリア機能が低下して肌荒れのリスクが高くなります。元気な肌を維持するためにも、1日3食を心がけること、バランスのよい食生活を続けることを意識しましょう。 また、暴飲暴食が身体に悪い原因にはカロリー過多もあり、脂肪・脂質などの摂取量が増える反面、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素の欠乏を招きやすいです。ビタミンが減少するとカロリー代謝がスムーズに行われなくなり、体内に老廃物を溜め込みやすくなります。 老廃物を排出する健康法のことをデトックスと呼びますが、デトックスのためにはビタミンB群が欠かせません。老廃物が増えることで脂肪が蓄積しやすくなり、肌質をオイリーに変えてしまう場合があります。オイリー肌はニキビや吹き出物・炎症などの原因となるので、食生活からビタミンB群を十分に補給して代謝促進・デトックスをしましょう。 |
肌荒れの原因を見極めて対策を |
男性が正しいスキンケアを実践するためには、肌荒れの原因を把握しておく必要があります。例えば、間違った洗顔、肌に合わないスキンケア用品の使用は肌荒れの原因となります。 また、紫外線と乾燥はバリア機能を低下させるので、日焼け止めクリームの使用や保湿ケアを徹底して行いましょう。さらに、食生活が原因の肌荒れを解消するためには、食生活のバランスを健全にする対策が必要です。 |