過剰に出る皮脂に注意 |
男性の肌は女性と比較して、皮脂の分泌量が多いという特徴があります。30代をピークに減少傾向になるものの、60代頃までは多めの分泌が維持されます。 皮脂は肌にとって必要ではあるのですが、過剰な分泌は肌荒れの原因となりがちです。酸化して肌を錆びつかせてしまったり、毛穴を汚してしまったりすると、肌触りが悪くなる、吹き出物ができるなどのトラブルが起こりやすくなります。また、肌がテカテカすることで見栄えも良くありません。 しっかりとオイルコントロールをするためには、基本の洗顔をきちんと行うことが大切です。朝晩の洗顔で余計な皮脂を取り除くことで、肌荒れリスクを軽減することができます。 ただし、過剰な洗顔はNGであることを知っておきましょう。皮脂が気になると、洗浄力の強い石鹸で洗ったり時間を掛けて磨いたりしてしまいがちですが、洗い過ぎると余計に皮脂が出やすくなります。皮脂が必要以上に減ると、肌を保護するために皮脂を沢山出そうとする働きが強まるため、余計にテカリやすくなってしまうのです。それによって余計に皮脂が気になるという、負のスパイラルに陥ってしまいますので、適度な皮脂は必要不可欠であることを肝に銘じておくようにしましょう。” |
潤い補給を欠かさない |
洗顔をした後は特に何もしないという男性もいるのではないでしょうか。もし、洗いっぱなしのスキンケアになっている場合は、そうした肌の扱いを改めた方が良いと言えます。なぜなら、洗顔後に何もせずにいると、乾燥が強まり肌トラブルも起こりやすくなるからです。 水分や皮脂が減少する洗顔後は、肌が乾燥しやすいとてもデリケートな状態です。肌を保護する力が弱くなっていることで、大人ニキビや乾燥小じわなどが発生しやすくなります。丈夫かつ健康的なコンディションを維持するには、潤い補給のステップも欠かせないのです。 基本はローションをしっかりと付けてあげることです。外から潤いを補給してあげることで乾燥を防止でき、諸々の肌トラブルも起こりにくくできます。また、保湿のためのケアですので、潤い作用に優れたローションを使用することが大切です。例えば、ヒアルロン酸やプラセンタなどは乾燥対策に効果的で、男性用化粧品にもよく配合されています。習慣として保湿を続けていけば、滑らかでもっちりとした肌への変化も実感できるはずです。 |
必要に応じて乳液やクリームも |
ローションだけでも十分なケアとなる場合もありますが、粉を吹いたり肌がつっぱる感じがあったりする場合は、乳液やクリームをプラスするのもお勧めです。 乳液は水分の蒸発の防止や皮膜の形成に役立ち、クリームはオイル膜で外的な刺激から肌を保護する役割があります。また、クリームは油分が多めゆえに皮脂を柔軟に保ち、肌の活力を高める効果も期待できます。化粧水だけですと、潤いを保持する能力が不足しがちですが、乳液などもプラスすることで保湿性を高めることが可能です。 ただ、必ずしも必要というわけでもありません。人よりもオイリーな肌の人が、乳液などを付けてしまうと逆効果になることもあります。肌状態は個々で違っているため、適宜スキンケアの組み合わせを調整していかなければいけません。 化粧水だけの方が肌の調子が良いというケースもあるため、自分の肌にはどのようなスキンケアが必要なのかをしっかりと見極めるようにしましょう。 |
オールインワンのシンプルケア |
あれこれスキンケアをするのは面倒という人もいるかもしれません。基本的には朝晩のお手入れが必要であり、手間にも感じられるものです。面倒なことが苦手な場合は、オールインワンタイプのコスメを使用するのもお勧めと言えます。 化粧水や乳液、クリームなどの成分がまとめて配合されており、簡単でシンプルなスキンケアをすることができます。男性の肌トラブルにありがちなニキビをはじめ、乾燥小じわやシミなどに使える物もありますので、諸々の悩みへお手軽に対策できるでしょう。 |
中からのケアも必須 |
肌荒れ対策を万全に行うには、生活習慣も併せて整えていくことが大事です。30代、40代の男性の中には、食生活が乱れていたり、就寝リズムが悪くなっていたりする人も少なくないでしょう。こうした習慣を持っているとスキンケアの効果も落ちてしまいます。 本来肌は、ターンオーバーというキレイになろうとする力によって、良好な状態が維持されるようにできていますが、生活習慣の乱れはそうした力を弱めてしまうのです。 肌の生まれ変わりがスムーズにいかないと、ニキビや乾燥、シミなどの発生リスクも高まります。スキンケアを効果的に行うためには、体の中から調子を整えていくことが欠かせず、内外からの対策を同時に行ってこそ肌トラブルを改善しやすくなるのです。 |
適切なスキンケアを心掛けよう |
男性にとってもスキンケアは欠かせない作業です。ただ、大事なのは、自分の肌に合う方法でお手入れを行うことです。 推奨されているからと闇雲に乳液などを付けてしまうと、却って肌のコンディションを落とすこともあります。もちろんコスメ自体も肌に合う物を選択しなければいけません。まずは、自分の肌のことをよく知り、その上で必要なケアを講じていくようにしましょう。 |