なぜ毛穴が目立つ? |
そもそもなぜ毛穴は目立ってしまうのでしょう。 原因のひとつとされているのは遺伝です。肌質は先天性要素である程度決まってしまう部分もあり、元々毛穴が小さい人もいれば大きい人もいます。また、その他の性質も同じく遺伝してしまうため、ニキビのできやすさや肌のキメの細かさなども生まれつき、備わっている特徴の場合が多いのです。 しかし、全てが遺伝によって左右されるわけではありません。後天的要因が関係していることもあり、対策を適切に行うことで毛穴の目立ちを最小に抑えられる可能性もあると言えるでしょう。 |
皮脂をコントロール |
毛穴を目立たせてしまう原因のひとつに、多量に出る皮脂の存在が挙げられます。男性は、男性ホルモンを多く持っていますが、このホルモンは皮脂の分泌を促す働きを備えています。加えて、生活習慣の乱れやストレスなどの影響で、より分泌は活性化してしまうのです。 多量の皮脂が出ると毛穴が開きやすくなる上、毛穴詰まりの原因となり黒ずみまでも発生させます。いわゆるイチゴ鼻の状態となると、人からも毛穴の汚れに気付かれやすくなるでしょう。 こうした問題を解決するには、根本の原因になっている皮脂をきちんとコントロールすることが大切と言えます。 皮脂対策の方法としては、基本の洗顔をしっかりと行うことです。ただし、皮脂を落とすために過剰に洗ってしまうのはNG。テカリが気になると、洗浄力の強い固形石鹸を使ったり、しつこく洗ったりしてしまう男性もいますが、これは逆効果になり兼ねません。 肌に必要な皮脂までも取り除いてしまうことで、余計に皮脂分泌が活発になってしまうからです。洗い方が良くないとテカリが益々目立つという、悪循環を引き起こしてしまうため、適度な皮脂は残す意識で洗顔をすることが大切です。 脱脂力に配慮された洗顔料や、時間を掛け過ぎない洗顔法で適切に洗えるよう心掛けましょう。 |
保湿を入念に行う |
男性は皮脂分泌が活発という特徴を持ちますが、テカリがあると肌が潤っているように感じてしまうものです。そのため乾燥をしているとは考えず、保湿はしないという人もいるのではないでしょうか。 しかし、見た目に騙されてしまうのは危険です。一見して肌に潤いがあるように見えても、それは皮脂によるテカリにしか過ぎず、実は肌内部では乾燥していることが少なくありません。そして乾燥も毛穴を目立たせてしまう原因となり得ますので、悩みを生み出しているのは潤い不足の可能性も考えられるのです。 30代~40代は肌の水分量が減少してくる年代でもあるため、乾燥が進んでいると考えるのが妥当と言えます。 乾燥をしている場合は潤いを与えるための対策が必要となりますが、基本は洗顔後の保湿ケアを徹底して行うことです。化粧水や乳液、クリームなど、こうしたスキンケアグッズを積極的に活用し、乾燥から肌を保護してあげるようにしましょう。 ただ、化粧水ひとつ取ってみても色々な製品が登場しています。含まれる成分や肌への浸透性などに差異がありますので、しっかりと比較をしながら有用な物を選択しなければいけません。また、保湿をするためだからと闇雲な使用になるのも注意したいところです。 特に乳液やクリームなどの油分を多く含む物を多量に使うと、肌がベタつきやすくなったり肌トラブルが起こりやすくなったりすることもあります。 大切なのは自分の肌に合わせたスキンケアを行うことですので、肌タイプをよく見極めながら適切な対策を講じるようにしましょう。 |
毎日のスキンケアで肌は変わる |
遺伝だけで毛穴の開き具合が決まってしまうとしたら対策は難しいですが、実際はそうではありません。そのため普段からしっかりとスキンケアを行うことが大切であり、特に基本の洗顔や保湿は欠かせない作業と言えます。 とはいえ、肌が生まれ変わるには時間が必要です。いきなり毛穴が目立ちにくくなるということはありませんので、毎日の習慣として根気良く対策を続けていくことが大切です。 |