髭剃り後に首や顎が痒いと感じたことはないでしょうか。
せっかく髭を剃って気持ちいい状態であるにもかかわらず、痒みが出てしまっては台無しです。では髭剃り後の痒みが出てしまう原因とはいったい何なのでしょうか。髭剃り後の痒みを抑えるための方法はあるのでしょうか。
髭剃り後の痒みの原因は「剃刀負け」、道具との相性
髭剃り後の痒みの原因はいくつか考えられますが、大きく分けると剃刀負けと道具との相性でしょう。
特にT字剃刀を使っている方は髭を剃ると、髭を剃るだけでなく、髭が生えている部分の肌にダメージを与えることになります。肌の表面には角質層があり外部からの刺激から肌を保護しているのですが、T字剃刀を使うとこの角質層をはがしてしまい外部からの刺激に無防備になります。逆剃りした時や剃刀の刃の切れ味が悪い時に、髭剃り後の痒みが生じやすくなります。特に首や顎は口の周りよりもさらにデリケートな部分なので、髭剃りによって痒みが生じることがあるのです。
また剃刀の刃やシェービングジェルが肌に合っていない可能性もあります。特に剃刀の刃が合っていないと、金属アレルギーを起こしてかなりの痒みを生じさせる場合があります。
髭剃り後の痒みを和らげる方法
髭剃り後痒みが出て耐えられないという方は、とりあえず痒い部分を冷やしてみるようにしましょう。応急処置的な方法ですが、保冷材などを使って髭を剃った部分を冷やすと痒みが軽減することがあります。ただし根本的な解決ではないので、痒みが収まった後はどうしたら痒みが出ずにすむかを考えましょう。
もう一つの方法は軟膏を塗るというものです。剃刀負けや金属アレルギーを起こしている時には薬剤を使って肌を落ち着かせる必要があります。特に皮膚科の医師から処方された軟膏やクリームは効果が高いです。ただしこちらも痒みが出てしまってから症状を抑える方法となります。
髭剃り後の痒みを予防する方法
ではどうしたら痒み自体を予防できるのでしょうか。
まずは剃刀の刃を定期的に交換しましょう。T字剃刀の刃は2週間に1回程度は交換して切れ味の良い状態を保つようにしましょう。切れ味が悪くなると髭を引きちぎるように剃ってしまうため、痒みが出やすくなります。さらに電気シェーバーを使っている方も、1年から2年ほどで刃を換えるように心がけてください。
剃刀の刃と肌の摩擦によって剃刀負けが生じるので、シェービングジェルなどを使って摩擦を最小限に減らしましょう。
もし自分に金属アレルギーがあるのであれば、どの剃刀であれば使えるのかを慎重に検討してください。髭剃りの前後にスキンケアをして保湿するのも痒みを予防する効果的な方法です。