ニキビ跡ができる原因 |
ニキビを潰してしまいクレーターになってしまった、という男性も多いかもしれません。若い頃はあまり気にならなかったけれど、年齢を重ねると自分のニキビ跡が気になりケアしたいという人も多いでしょう。 しかし、ニキビ跡はケアをしても治りにくく、悩みになってしまいます。 そこで、ニキビ跡を改善するためには原因を知って正しくケアしていくことが大切となります。 まず知っておきたいのが、ニキビのできる原因です。 ニキビができる原因は、古い角質や皮脂が毛穴に詰まり、雑菌が毛穴に入り込んで増殖することで炎症を起こす皮膚の炎症性疾患です。皮膚の炎症が起こったニキビを潰してしまうと、セルフケアでは再生させることが難しい皮膚の奥のコラーゲンにダメージを受けてしまいます。 通常のニキビであれば炎症を抑えてケアすればターンオーバーによって赤みなどは消えていきます。しかし、肌の奥にまでダメージを受けた場合にはクレーターとなってしまい炎症が治った後でも目立つニキビ跡であるクレーターになってしまうのです。 クレーターではないニキビ跡なら肌の状態を整えることで改善することも可能ですが、クレーターになってしまった場合にはクリニックなどで治療することが必要となります。 |
自分でできるニキビ跡のケア |
軽度のクレーターや赤みがあるニキビ跡であれば、クリニックなどに頼らずに自分でケアすることが可能です。 まず、必要となるのが肌を清潔にするということです。そのためには正しい洗顔をしていきます。男性の場合、適当にゴシゴシ洗っているという人も多いですが、それでは肌に負担をかけてしまい新しいニキビにつながります。 正しい洗顔の仕方としては、まずぬるま湯を使って皮膚表面の汚れを予洗いしていきます。この時に手で顔をこすらないように注意します。 予洗いが終わったら、泡だてネットなどをつかてたっぷりの泡を作ります。その泡で優しくなるべく肌に触れないようにしながら、泡のみで洗顔をしていきます。 洗顔が終わったら、すすぎ残しがないようにぬるま湯で泡をしっかり洗い落とします。 清潔なタオルでこすらないように水気を吸い取ります。 洗顔後は、化粧水を使ってしっかりと保湿をします。化粧水などを買うのに抵抗があるという男性も多いですが、近年では男性用の化粧水も販売しているため、男性も保湿することが当たり前になってきているのが現状です。 化粧水を手に取ったら手のひらで伸ばして温めて、顔に押さえ込むようにしてなじませていきます。小鼻の脇、目元、口元なども忘れがちですが優しくなじませます。 こすると肌のダメージになるため、優しく行うことがぽいとです。 また、乳液を使うとより保湿効果が高まり、ターンオーバーもスムーズになりニキビ跡のケアにつながります。 |
クリニックでの治療 |
クレーターがひどいニキビ跡の場合、セルフケアでケアするのは難しくクリニックでの治療をすることが必要です。 クリニックではクレータータイプのニキビ跡に対して、さまざまな有効な治療方法があります。 まずよく行われるのがピーリングです。ピーリングを行うことで、古い角質を除去してターンオーバーを早めることができます。 また、コラーゲンを作る作用のあるレーザーを当てるレーザー治療も行われます。 そのほかとしては、凹んだ部分にコラーゲンやヒアルロン酸などを注入して凹んだ部分を盛り上げる方法もあります。 体の内側のケアとしては、コラーゲンを作るレチノイン酸を処方してもらって塗ったり、同時にビタミン剤を内服するなども有効です。 ニキビ跡に対して様々なケア方法がありますが、まずは規則正しい生活や肌に良い食事を心がける、保湿と洗顔を正しく行うなどニキビを作らないようにするということも大切です。 |