唇というのは顔の中でもよく動くところなので意外と目が行きます。ところが女性と違って男性にはリップケアの習慣がない人もまだまだ多く、乾燥してカサカサになったり荒れて皮がむけたりした唇をそのままにしている人も。 これでは好感度がガタ落ち!?そんなことになっては困ります。そこで簡単にできる男性のリップケアをご紹介します。 |
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唇はなぜ乾く?その仕組みを知って適切なケアを |
夏の間は平気だったのに冬になると唇が乾いたり荒れたりする…そんな悩みを持っている男性は少なくないでしょう。
日頃スキンケアに関心のない人でも、髭剃りの際などふと鏡を見たときに、唇が白く粉を吹いたようになっていたり、荒れて皮がむけていたりすればさすがに気になるのではないでしょうか。
肌が乾燥しがちな人であれば唇も乾燥する、というのはなんとなく納得がいくでしょう。でも乾燥どころか肌は脂っぽいのに唇が乾くのはなぜだろう、と疑問に思う人もいるかもしれません。
唇には、実は汗を出す「汗腺」や、脂を出す「皮脂腺」がほとんど存在しません。肌の潤いはこの二つによって支えられているのにそれがないということは、乾きやすいのも納得できるところでしょう。
また、唇は顔のほかの部分に比べて皮膚が薄いのも大きな特徴です。その分外部からの刺激に弱く、荒れや乾燥を起こしやすいのです。
リップクリームは目的別に選ぼう
自ら潤う力のない唇の潤いを守るためには、リップクリームを塗って保護することが必要です。
ところがドラッグストアなどに行ってみると、非常に多くの種類のリップクリームが売られています。リップケア初心者にとってはどれを選んだらよいのかが難しいところです。
日常の乾燥対策であれば目的は「保湿」になります。この機能は通常どのリップクリームにもあるものですから、結論から言えばどれを選んでも構いません。
香料が苦手な人は無香料のもの、敏感肌の人はできるだけ添加物の少ないものを選んでおけば安心です。特に乾燥が激しい人は高保湿を謳った商品を選ぶと良いでしょう。
荒れが激しく皮がむけたりしている場合は「医薬部外品」表示のある薬用リップがおすすめです。医薬部外品は化粧品と医薬品の中間にあたるもので、より積極的に唇をケアしてくれます。
どうしても乾燥が治まらない!そんなときは寝る前のスペシャルケアを
元々唇が乾燥しやすい人の中には、こまめにリップクリームを塗ってもすぐ乾燥してしまうという人もいるでしょう。その場合は自宅でできるスペシャルケアをプラスするのがおすすめです。
まず簡単なのはリップパックです。これはリップクリームをいつもよりも多めにたっぷりと塗り、その上にラップを貼るというもの。普段食品に使っているラップでOKです。
これによりクリームの保湿成分が効率よく浸透し、より効果的に保湿をすることができます。
もう少し余力のある人ならリップマッサージにも挑戦してみましょう。リップバームを唇に塗り、優しくくるくるマッサージします。強くこすりすぎないようにするのがポイントです。
唇の血行が良くなり、潤うのはもちろん血色の良い顔に見せることができます。
唇も日焼けをするって知っていますか?
年々夏の日差しが強くなっていることもあり、男性の間でも夏に日焼け止めを塗るというのは大分浸透してきているようです。
ですが体に塗ることはあっても顔、特に唇には注意を払わない人も多いのではないでしょうか。 紫外線を浴びるのは体も顔も同じこと。
特に皮膚の薄い唇はしっかり防御することが必要です。「唇は日焼けしないのでは?」と思う人も多いかもしれませんが、紫外線の弊害は日焼けだけではありません。
実は肌老化の原因にもなるのです。老化した肌はますます潤いを失い、荒れや乾燥を起こしやすくなります。
リップクリームの中には紫外線カット効果のある商品もあるので、夏はもちろん冬にスキーなどに出かけるときにもぜひ塗っておきたいものです。その際には「UV」表示のあるリップクリームを選びましょう。
人前では塗りたくない、テカテカするのは恥ずかしい…ちょっとしたコツでリップケアをスマートに
リップケアの重要性はわかったけれど、人前で塗るのはちょっと抵抗がある…そんな男性も多いかもしれません。 また、塗りすぎてテカテカになった唇を見られるのは恥ずかしいものでしょう。リップクリームは多く塗ればよいというものではありません。 唇の縦じわにそって縦に塗り、しわの内側に浸透させるようにします。少量であればそれほどテカることはないので安心です。 また、リップクリームを塗るときは化粧室に立ったときなどにさっと手早く塗ればあまり目立つことはないでしょう。 |
難しいと思っていたリップケアも習慣にすれば意外と簡単!
唇の荒れや乾きが気になってはいるけれどなかなかケアできない、その原因はケアの方法がわからないことと日常生活の中に習慣として組み込まれていないことです。 リップケアは一度覚えてしまえば案外簡単ですし、時間がかかるものでもありません。 毎朝髭を剃るようにリップケアを習慣として組み入れ、冬でも乾燥知らずの健康な唇を手に入れましょう。 |